双子の大学卒業までにお金はいくら必要?各年齢で必要な子育て費用と貯め方を解説!

お金

双子を妊娠・出産して子育て費用がしっかり準備できるか不安になっていませんか?

そもそも双子だと子育て費用はいくら必要で、どうやって準備すれば良いのかわからない方も多いと思います。

私も双子を育てる親として、「大金が必要なんだろうな」という漠然とした不安を感じていました。

そこで本記事では、双子が大学卒業するまでにかかる子育て費用の紹介と、どのタイミングでどのくらい貯金できていれば子育て費用を賄えるのかまとめました。

また、私は20代で2,000万円の金融資産を貯め込むほどの貯金大好き人間で、私の実践している「家計簿管理」や「節約」、「投資」方法なども併せて紹介しますので、皆さんが子育て費用を準備する一助となれば幸いです。

この記事でわかる事

  • 大学卒業までの子育て費用
  • 子供の年齢ごとの貯金方法
  • 毎月の必要な貯金額

子育て費用について

まず、子育て費用は「教育費」+「養育費」です。

教育費:授業料や塾、習い事など
養育費:食費や衣服、生活用品費など

それでは、実際に大学卒業するまでにどのくらい子育て費用がかかるんでしょうか?

子育て費用は各ご家庭で変わりますが、内閣などが調査した平均値をもとに今回算出してみました。

大学卒業までの子育て費用は1人につき約3000万円

子育て費用は以下の調査結果を参考に算出しました。

インターネットによる子育て費用に関する調査 内閣府政策統括官 平成22年3月
教育費負担の実態調査結果 日本政策金融公庫 2020年10月30日
平成30年度学生生活調査 日本学生支援機構 平成30年度

また、参考にしたデータが少し古く、2019年10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」の内容が考慮されていなかったので、従来かかっていた保育料を差し引いた金額を下の表に記載しています。

  未就園児 保育所・
幼稚園児
小学生(公立) 中学生(公立) 高校生(私立)
1年間の
子育て費用
84万円 98万円 115万円 156万円 140万円
  大学生
国立 私立(文系) 私立(理系)
1年間の
子育て費用
177万円 219万円 259万円

※中学までは公立とし、高校は私立で計算
※大学は自宅から通うパターンで養育費を計算

以上のデータから、大学卒業までに必要な子育て費用は1人につき、

国立大学の場合:
2833万円

私立大学(文系)の場合:

3000万円

私立大学(理系)の場合:

3159万円

双子だと約6000万円が必要となりますので、子供のためにもしっかりと計画立てた準備が必要です。

また、双子特有の問題として、大学の入学費用を2人分まとめて払う問題があります。

大学の入学費用は1人につき平均で約90万円かかるデータがあり、双子だと入学費用だけで約180万円必要になります。

当然、1年間の授業料も払う必要があるので、しっかり準備していきましょう。

双子だと毎月いくら貯金すれば足りる?

双子の子育て費用が約6000万円と莫大なのはわかったけど、どうやって準備すればいいのでしょうか?

まず1人の子育て費用は約3000万円でしたので、大学卒業までの22年間で割ると、1年間に必要な子育て費用は136万円/年になります。

つまり、子育て費用として毎年136万円の予算を確保できれば、大学卒業までの1人分の子育て費用を賄うことができます。

わかりやすく下の図を用いて解説します。
※グラフの数字は各段階での子育て費用です。

赤い線で示しているのが子育て費用の予算136万円です。

未就園児〜小学生までは予算が余りますので、その分を貯金しておきます。
逆に中学生〜大学生は予算136万円で足りない部分を貯金から切り崩していきます。

例えば、未就園児を育てている段階であれば、子育て予算136万円に対して、89万円の出費がありますので、残りの47万円を貯金しておきます。

一方、大学生の段階であれば、子育て予算136万円に対して、259万円の出費がありますので、足りない123万円を貯金から切り崩します。

そうすると、大学卒業時点で子供用に貯金していたお金が0円になって、無借金で子育てを完了することができます。

大事なポイント

未就園児〜小学生:貯金
中学生〜高校生:貯金を維持
大学生:貯金を切り崩す

ということで、未就園児を育てている段階であれば、1人につき47万円/年の貯金が目安になります。

つまり、双子だと2倍の94万円/年を貯金するのが目安ですので、1ヶ月に換算すると、約8万円/月の貯金が必要になります。(未就園児の場合)

約8万円も毎月貯金できない!という方は大学の奨学金制度も視野に入れましょう。

日本学生支援機構のデータによると、令和2年度の奨学金給付の実績は1人につき年間約45万円です。

奨学金を借りる予定であれば、月々の貯金額は約6.5万円となります。(未就園児の場合)

奨学金を借りない予定:
約8万円/月の貯金が目安

奨学金を借りる予定:

約6.5万円/月の貯金が目安

双子の大学卒業までの子育て費用を準備するには、最低でも6.5万円/月の貯金が目安となります。(未就園児の場合)

子育て費用の貯め方

双子だと毎月いくら貯金すればいいのか判明したところで、「そんなに貯金できないよ」、「奨学金もできれば借りたくないよ」という方も多いと思います。

でも安心してください。冒頭でもお話ししましたが、私は貯金大好き人間です。20代で2,000万円貯金するほどです。

お金を貯めたい方は、以下のSTEPで家計改善に取り組みましょう!

STEP1:家計簿をつけて、毎月の収入と支出を把握する

家計改善の第一歩は「家計簿でお金の流れを把握する」です!

1ヶ月に1回10分だけで家計簿が管理できる方法を以下の記事にまとめましたので、ぜひ実践にしてみてください。
双子の子育てに家計簿は必須!怠け者でもできた家計管理術を紹介!

STEP2:固定費を見直して節約する

家計簿でお金の流れがわかったら、次は「固定費の削減」をしていきましょう!

なぜ固定費なのかというと、「固定費の見直し」は最初だけ頑張ればその後もずっと節約効果があるので、「少ない労力で大きな節約効果」を得られるためです。

年間20万円以上の節約につながる固定費の見直し方法を以下の記事にまとめましたので、ぜひ実践してみてください。
年間20万円を節約!楽にできる固定費の見直し方法5選を紹介!

STEP3:日々の変動費を節約する

節約効果が大きい「固定費の見直し」が完了したら、次は「日々の変動費の節約」をしていきましょう!

変動費とは、毎月の支出額が変動するものです。
例.食費代、日用品代、娯楽費など

ただし、変動費は努力に対して節約効果が少なかったりするので、少ない労力で大きな節約効果がある方法だけを以下の記事にまとめています。
双子の子育てにポイントサイトの活用は必須!毎月の食費や日用品費をお得にする方法を徹底解説

STEP4:貯金もしながら「投資」を始める

STEP1〜3を実践することで今までよりお金に余裕が生まれたかと思います!

子育て費用を準備する最終STEPは「投資」です。

実は積み立てNISAを活用した投資は、子育て費用の準備ととても相性が良いです。

私も毎月20万円を投資をしています。(←やりすぎなので真似しなくて大丈夫です笑)

投資の基礎や始め方を以下の記事に詳しくまとめましたので参考にしてください。
子育て費用は貯金と投資でバランス良く準備!毎月20万円を積み立て投資している双子パパが投資の基礎とやり方を徹底解説!

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